町では、新町制70周年を期に、改めて町花としてふさわしい花を選定するため、昨年6月に上市町町花選定委員会を立ち上げ、町花となる花の候補について検討を行うとともに、昨年12月に町民の皆さんへの意見募集を行ったところであります。
この度、上記委員会での検討及び意見募集の結果から、シャクヤクが多くの方の支持を得たこと、一方で、現行のリンドウを残すべきという意見があったことを踏まえ、町花として現行のリンドウを維持するとともに、新たにシャクヤクを加えることを決定しました。
今後は、これらの町花を、町民の皆さんの目に触れる公共施設へ配置し、周知を図ってまいります。
◎リンドウ
(花の概要)
昭和48年に町花に指定。少し湿った日当たりのよい草地に生える秋の山を代表するリンドウ科の宿根草。
(選定理由)
9~10月頃に青紫色の美しい花を咲かせる。草姿も凛として品格があり、自然豊かな当町にふさわしい花である。日当たりであれば地植え、鉢植えなどで育てやすく、地域にも広めやすい。
◎シャクヤク
(花の概要)
古くから薬草として栽培されているボタン科の宿根草。根は「葛根湯」(かぜ薬)等漢方薬の原料となっている。富山県薬用植物指導センター(上市町広野)では多くの品種が栽培され、開花時期である5~6月頃には多くの方が訪れている。
(選定理由)
ことわざ(※)で美女に形容されるほどに花が美しい。花の色も、白・ピンク・紫・黄と幅広い。観賞用だけでなく薬用としても用いられており、製薬業が盛んな当町にふさわしい花である。
※「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」
【決定に至る経緯】
令和4年6月28日 第1回上市町町花選定委員会開催
同年 9月27日 第2回同委員会開催
同年 11月15日 第3回同委員会開催
公募の候補として5種の花を選定
同年12月1日~23日 町花に関する意見を募集
令和5年1月18日 第4回同委員会開催
町花の案として2種の花を選定
同年 2月16日 町花決定・公表
【町花意見募集の結果】
町民の皆さん等から、222件の御応募をいただきました。御協力をいただいた皆さん、ありがとうございました。
リンドウ 59票
シャクヤク 113票
シュウメイギク 12票
ヒマワリ 15票
サルビア 7票
無効票 16票
計 222票