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上市町水道事業では、老朽化した水道管の更新と耐震化をより一層進めていく必要があることや人口減に伴う料金収入の減少等の理由により、令和7年4月から水道料金を改定します。
町の配水管(φ75mm以上)総延長212kmのうち、33%にあたる70kmがすでに耐用年数の40年を過ぎており、順次更新する必要があります。
耐用年数が過ぎた管では漏水が起こる可能性が高くなり、復旧するまで水を使うことができなくなります。
また、災害に備えて管を耐震化する重要性も高まっており、工事を行っています。
町の人口は10年で約11%減少しており、それに伴い水道使用収入も徐々に減少しています。
水道使用収入は水道事業収入の約7割を占めており、このまま減少し続けると令和11年度には収入が不足し、水道事業が安定して経営できなくなると見込んでいます。
資材などの高騰により、漏水修繕や水道管の更新工事にかかる費用が増加しています。
また、電気料等施設の運営・維持管理に必要な固定費も同様に増加しており、事業経営を圧迫しています。
料金改定については、令和4年3月から令和5年2月にかけて「上市町水道料金等検討委員会」(別ページ)で議論されています。
提言書には、令和6年4月以降に水道料金を15%程度上げることが適切という案が示されました。
しかしながら諸事高騰の折、町民や企業への負担も考慮し、まずは令和7年4月から10%の引き上げを行います。
料金種類 | 改定前(税抜き) | 改定後(税抜き) |
---|---|---|
基本料金(10立方メートルまで) |
1,400円 |
1,540円 |
超過料金(10立方メートルを超えた1立方メートル毎) | 140円 | 154円 |
メーター使用料(13mmの場合) | 100円 | 110円 |
メーター使用料(20mmの場合) | 140円 | 154円 |
水道料金=(基本料金+超過料金+メーター使用料)×消費税(10%)
例)一般家庭(13mmメーター使用)で20立方メートル使用した場合
改定前3,190円(税込み)→改定後3,509円(税込み)
令和7年3月31日以前より継続してご利用されている方は、5月検針の利用分(6月請求分)から料金が変わります。
※令和7年4月1日以降に利用を開始される方は、4月利用分から改定した料金になります。