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7月20日、大岩山日石寺においてエコツーセミナー「百薬の不思議な世界」が行われ、町内外から23人が参加しました。このセミナーは2017年から上市町観光協会が実施しているもので、県外からも参加者が集まる人気講座になっています。
今回は「お寺と薬草と信仰」をテーマに、日本人唯一のチベット医で薬剤師でもある小川康先生をお招きして講座が開かれました。午前中は富山県をはじめ長野県、岐阜県などの有名な漢方薬の由来や効能、お寺で作られていた漢方薬、漢方薬に使われる薬草等について話され、参加者からは「子どもの頃薬草をとりに行ったことがある」「漢方の材料を知って驚いた」といった声が聞かれました。大岩門前旅館での山菜料理の昼食と日石寺境内の拝観後、午後の講座は参加者からの質疑応答を中心に開かれました。活発な意見や質問が飛び交い、参加者にとって満足のいくセミナーとなりました。
▲薬草を調合する道具の薬研(やげん)
▲講座で紹介された漢方薬など