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7月24日(木曜日)、北アルプス文化センターにおいて「高校3年間で見つける私の未来」が開催され、町内外から約250人がこれからの高校教育と総合学科について考えました。このシンポジウムは総合学科の特色や取組み、卒業生の活躍などを広く認知してもらうために町が主催したもので、全3部で開催されました。
第1部では東北福祉大学の長田徹教授による「上市町が挑む!まちづくり、学校づくり、人づくり」と題した講演が行われ、日本の学生と世界の学生を比べた時に、学力は高い一方幸福度が低い点などにふれながら全国の総合学科での取組みを紹介し、総合学科の可能性が示されました。
第2部では上市高等学校の安井基一校長による「総合学科はやりたいことを見つける科」と題した講演が行われ、総合学科では幅広い科目の中から一人ひとりが科目を選択し自分に合った時間割を作成することができる点や、興味のあるテーマを設定して課題研究に取り組む点などが、やりたいことを見つけることにつながると紹介されました。
第3部では上市高等学校を卒業し県内で活躍する3人による座談会が行われ、上市高等学校での学びを進路選択や現在の職業にどう活かしたかなどを話し合いました。3年時の課題研究をとおして自身のやりたいことや興味が明確になったという点が全員に共通しており、総合学科の良さや特色が伝わった座談会となりました。最後に受験生へ「自分の可能性、やってみたいを実現する1つの手段が総合学科です」「勉強だけでなく趣味や部活などなるべく幅広く興味を持ってやってみることが大切。経験した事はきっとどこかで役に立ちます」などのメッセージが送られました。
▲第1部 長田教授による講演
▲第2部 安井校長先生による講演
▲第3部 座談会の様子(1)
▲第3部 座談会の様子(2)