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自転車は幅広い世代が気軽に利用できる便利な乗り物です。
しかし、利用方法によっては物を壊したり、自分だけでなく他人にケガを負わせてしまうこともあります。そうしたことが起こらないよう注意することはもちろん、事故を起こしてしまうかもしれないと備えておくことも重要です。
令和5年4月から、すべての自転車利用者の方に乗車用ヘルメットの着用の努力義務が課せられています。
自転車に乗っているときに起こった死亡事故では、およそ6割の方が頭部に負ったケガが原因で亡くなられています。また、ヘルメットを着用しない場合には、そうしたリスクは3倍以上にまで高まるとされています。
安全規格に適合した乗車用ヘルメットを正しく着用し、重大なケガを負うことのないよう備えましょう。
自転車はだれでも気軽に利用できる乗り物ですが、ときには大きな事故を引き起こすこともあります。
危険な運転や不注意によって他人にケガを負わせたり、命を奪ってしまうことになった場合には重い責任が問われ、未成年であってもそのことに違いはありません。過去には子どもが事故の加害者となり、被害者に重いケガを負わせたことで9千万円を超える高額な賠償金を支払わなければならない事例も発生しています。
この賠償責任は、加害者が未成年であっても本人や保護者などの監督責任者が負うことになります。
自分や大切な家族、そして被害者を守るためにも、自転車保険に加入するようにしましょう。