本文
上市町では、令和3年度を計画の初年度とする「第8次上市町総合計画」を策定しました。これは、総合的かつ計画的な行政運営の指針として町の最上位計画に位置付けられたものであり、これまで策定された総合計画の成果を継承しつつ、本町における課題や変化する社会的潮流などを見極め、自然環境や地域資源を大切にしながら、町が取り組むべきまちづくりの方向を明らかにするために策定したものです。
また、都市から町へひと・もの・しごとの流れを呼び込み、地域の活性化を図る地方創生の施策を重点施策と位置づけた「第2期上市町まち・ひと・しごと創生総合戦略」を「第8次総合計画」と一体的に策定しました。この戦略により、人口減少対策や地域活性化の取組を積極的に推進します。
「第8次上市町総合計画」で、今後10年間の上市町が目指すべき将来の姿を次のとおりとします。
つながる にぎわう ささえあう すべては私とミライのために みんなが主役のまち 上市
町民一人ひとりが幸せになることが、上市町が幸せになるということであり、自分と町民みんなの未来のため、一人ひとりが主体的に取り組む意識を高めることが重要です。
また、世代間交流によって子どもから高齢者まで幅広くつながり、子どもが増えてかつての活気が戻り、担い手が育った中小企業を中心として産業がにぎわい、困難があっても町民同士がささえあい、幸せで満足感に満たされ、町民である私たちみんなが主役の町を目指します。
まちの将来像の実現と目標人口の達成のため、次の3つを基本目標とし、その目標ごとに政策を定めます。
つながる1 子育て支援
つながる2 教育・文化
にぎわう1 産業
にぎわう2 基盤整備
ささえあう1 福祉・健康
ささえあう2 生活安全
ささえあう3 行財政運営
第2期上市町まち・ひと・しごと創生総合戦略では、上市町出身の細田守監督のアニメーション作品「おおかみこどもの雨と雪」で描かれた生活シーンを本町の目指すべき地方創生のイメージに位置付け、次の3つを地方創生の方針とします。
【数値目標】 合計特殊出生率 1.41(令和元年)⇒1.55(令和7年)
【数値目標】 人口の社会増減 △155人(令和元年)⇒±0人(令和7年)
【数値目標】 平均自立期間 男性77.1歳 女性83.1歳(令和元年)⇒男性79歳 女性85歳(令和7年)
ア.結婚の希望を叶え安心して妊娠・出産・子育てできる環境づくり
イ.地域全体で子どもを守り育てる環境づくり
ウ.地域の一員として活躍できる子どもたちを育むためのインクルーシブ教育の推進
エ.郷土への誇りと愛着を育てアイデンティティを醸成する教育の推進
ア.デジタル技術の活用により新事業を創出するチャレンジ
イ.地域資源を活用した観光・交流の促進と新たな上市ブランドの開発・販路拡大へのチャレンジ
ウ.担い手育成により地域産業をミライへ継承するチャレンジ
エ.都市からのひと・もの・しごとの流れを生む魅力ある基盤づくりのチャレンジ
ア.防災・減災と交通安全の確保等による安全・安心な暮らしを守る
イ.自助・共助・公助の連携と健康づくりでいきいきとした生活を守る
ウ.かみいち総合病院を応援し地域の医療体制のミライを守る
エ.地域と密着した活動で上市高校のミライを守る
第8次上市町総合計画(本編) [PDFファイル/30.42MB]
2023年11月1日 改訂